ITER計画への参加事業
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ITERで働く
直接雇用
ITERから直接雇用されるには、日本のITER国内機関である量研機構から推薦を受け、書類審査・面接審査を通過する必要があります。マイナビEdgeでは、直接雇用の候補者に対する応募書類作成支援や面接指導の業務を量研機構から請負っています。
IPAスキーム
ITERで働くもう一つの方法、「IPAスキーム」とはITER機構と契約を交わした法人の職員が、もともと所属する法人との雇用関係を保ったままITERで働くための枠組みです。マイナビEdgeではITER機構と合意を結び、IPAに参加することを予定しています。このスキームでマイナビEdgeの社員となった方は、そのままITER機構へと派遣される以外に、量研機構へ派遣されOJTで技術研修を受けてからITER機構へチャレンジするといった道筋もあります。
IPAでのITER機構への派遣は上限が4年間となっていますが、ITER派遣の終了後もその経験を活かし、マイナビEdgeの技術者として量研機構や国内関連メーカーなどへ派遣され活躍していただくことを期待しています。
職種紹介
ITER機構では幅広い職域にわたる職務に応じた職員を公募しています。
このページでは、過去にITER機構から募集のあった職種の一部を
紹介しています。
- 部門
- 過去に募集のあった職種(一例)
- 写真
- 機構長オフィス(ODG)
- 法務担当者
文書作成担当者
品質保証(QA)エンジニア - 財務・調達部門
- 予算担当者
調達購買担当者 - 人事部門
- 人事担当者
- プロジェクト監視室
- 計画管理担当者
- 中心統合室(CIO)
- ネットワーク管理者
ソフトウェア開発者
文書・データ管理担当者
CAD技術者 - 保安部門(SD)
- 危険解析担当者
セキュリティエンジニア
原子力安全技術者 - 建設部門(CST)
- 建設工学技師
トカマク設備技術者
配管設備専門家
- トカマク技術部門(TED)
- 磁気技術者
機械工学技師
クライオスタット技師
マイクロウェーブ技師
高電圧技術者 - プラント技術部門(PED)
- 電気技術者
トリチウムプラント技術者
真空装置技術者 - 科学・運転部門(SCOD)
- Linuxシステム管理者
インターロックシステム技術者
さらに詳しい情報は、
日本の国内機関である量研機構ITER計画ページ
(https://www.fusion.qst.go.jp/ITER/)を
確認してください。
©ITER Organization, https://www.iter.org/
エンジニアインタビュー
迎 領太
2008年入社 本社所属
機器のインテグレーション業務及び設計・解析
マイナビEdgeから世界へ。
新エネルギー研究開発国際プロジェクトという舞台。
私は、7つの国と地域(日本・欧州連合・ロシア・米国・韓国・中国・インド)が参加する大型の国際プロジェクトというフィールドにいます。本プロジェクトの目的は人類初となる国際熱核融合実験炉を実現することであり、後世の核融合発電炉実用化へつながる壮大なプロジェクトです。 本プロジェクトが発足したのは2007年になります。マイナビEdgeはその2年後の2009年から携わり、当初は1人だった社員も2016年には約30人まで増え、私はマイナビEdge専用のCAD室で日々業務を行っています。携わる業務としては、本プロジェクトに関わっている各極のCADデータインテグレーション業務をはじめ、日本が調達担当となっている機器全てにおいて研究者と共に研究・開発、品質管理、教育訓練、核融合会議や学会時の広報活動と多岐に渡ります。今後、約10年かけて実験炉を建設し運転と実験を行っていく予定ですが、マイナビEdge社員として最後まで本プロジェクトに貢献したいと思っています。
現在、3次元CADソフトのCATIAを使い各種業務を行っています。例えば、日本が調達担当となっている各機器についてメーカーから上がってくる2次元図面を基に、3次元モデルを作成することで2次元図面上では分からなかった機器の不具合や干渉の発見、設置場所の周辺機器との干渉チェックなどです。 一番のやりがいは、核融合という最先端の技術と間近に接しながら業務を行えるという点です。国際プロジェクトということもあり、海外の方とのやり取りも多くフランスへ出張することもあります。とても国際的で刺激の多い職場です。また、本プロジェクトはフランスに大型の核融合実験炉を建設しており、私が携わった機器が実際に製作され、それが組みあがっていくのは業務に対しての大きな充実感につながっています。 1980年代から進められてきたこの国際プロジェクトが、いよいよ形になるという段階でこの業務に関わることができとても嬉しく思っています。
各国と連携しながら、
最先端の技術を肌で感じる。
マイナビEdgeだから見えた道。
国際的に活躍するエンジニアを目指す。
20代の頃はエンジニアとしてリーダーの指示のもと、業務を進めるということが多かったのですが、30代になり、他の作業者を指示して業務を進めたり、とりまとめをする機会が多くなってきました。今後は、業務を監督するリーダーといった立場で多くの業務に関わっていきたいと考えています。
また、国際的な職場ということもあり、英語を使う機会が多くあります。英語でのコミュニケーションが取れるように勉強を進め、海外で通用する人材になりたいと考えています。マイナビEdge社員になり良かったと思うことは、技術者派遣ということで、通常では関われないような業務に就くことができる点です。最初の派遣先では家庭用燃料電池開発の業務、現在は核融合というそれぞれ最先端の技術に関わることができています。メーカー勤務を選んでいたらこんな経験を得ることができなかったと思います。このような派遣先を探し出してくれたスタッフの方々にはとても感謝しています。
サン・ポール・レ・デュランスの生活
「核融合エネルギーフォーラム」様のサイト内の連載記事「サン・ポール・レ・デュランスの風」で、ITERで働く日本人職員へのインタビューが掲載されています。現地での生活についても紹介されていますので是非ご覧ください。
→核融合エネルギーフォーラム(外部リンク)